2014年8月13日水曜日

【県提供】台風通過後の対策(果樹編)

 ヒメノです、いつもすいません。
週末に通過した台風11号にかかる、果樹関係の対策についての情報をいただいたのでここでの紹介いたします。

県内の被害については、こちらも → TAC落合さんのブログ

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台風通過後の対策について

 

 台風11号が平成26810日に滋賀県に最接近し、東近江管内において果樹で被害が確認されました(ナシでは落果・落葉・防蛾防鳥ネットの破損、ブドウでは落葉、ハウスではビニルの破損など)。

台風通過後の対策をしっかり行い、今後に備えましょう。

 


 

1.    被害程度に応じて、折損した枝の修復や被害果の摘み取り、せん定及び摘果を実施し、生育の回復に努めます。落葉した場合は、品質低下を防ぐため被害程度に応じて摘果を行うとともに、日焼けや樹脂病等の発生に注意し白塗剤の塗布等を行ってください。

 

2.    強風による倒伏や枝裂けが起こった場合は傷口を合わせて結束するなど、適切な処置を行ってください。

 

3.    降水量が多く、ほ場に長期間滞水する場合は根の活力低下、枯死を防ぐため、側溝のゴミ、泥の除去、除草を行うなどして水の流れを良くしたり、浅い溝を掘って表面水を園外に排水しましょう。

 

4.  雨による病気のまん延や風による樹体の傷口から病気の感染の恐れがあるので、農薬安全使用基準に従って速やかに殺菌剤を散布しましょう。特に、収穫期を迎えている品目では、使用時期が「収穫前日」の薬剤を使用するよう努めましょう。なお、「収穫前日」の農薬を使用する場合、散布後24時間を経過しないと農作物を収穫できないので注意が必要です。

農薬を使用する際には、ラベルに記載された使用基準を遵守し、周辺への飛散低減対策を講ずるとともに、適時適切な散布に心がけてください。


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