2011年9月22日木曜日

今日のキャベツほ場0922【台風通過後の対策と今後の管理】

 ヒメノです。遅くにすいません。

 台風15号が通過いたしました。先の台風ともども、被害に遭われました皆様と関係されます方々にお見舞い申し上げます。

 さて、キャベツについて「台風15号通過後の対策と今後の管理」について県の先生の指導などもいただきましたので自分なりにざっくり書いてみます。

「台風15号通過後の対策と今後の管理」

【台風通過後の管理】
① 排水対策 → 畦間の水をできるだけ早く抜いてください。

② 中耕・追肥 → 畝の表面が乾いたら中耕し、土の中に空気を送りましょう(キャベツは根に酸素が回ると喜びます)。台風の雨で肥料分が流れている可能性がありますので、中耕と同時に速効性肥料を反当り10kg程度追肥しましょう。

③ 防除(殺菌) → 台風の風水害で、キャベツの茎葉が傷ついています。また、土とともに雑菌が付着している可能性があります。天気が回復したら付着した泥を洗い流すように防除しましょう。
【今後の管理】
① 第1回目の追肥と中耕
   定植後半月が第1回目の追肥時期となります(1回目の追肥は結球始期の外葉の大きさを左右する大切な追肥です。適期に施すようにしてください)。
  第1回目の追肥は条間に施し、カルチや鍬を用いて中耕しましょう(株に直接かかると肥焼けします)。
   キャベツは、追肥と中耕の効果で生育が目に見えてぐんぐんと進みます(定植後半月の生育の目安は、外葉の広がりで25cm程度)。

② 第1回目の防除
   定植直前に苗に施用した薬剤は約1カ月の効果があるといわれています。定植後1カ月が経過するまでに、第1回目の防除を行ってください(虫が入る前に防除を!)。
   現在、オオタバコガ(結球部に侵入し食害する害虫)というキャベツ作りにはやっかいな虫が多発傾向(県多発注意報発令中)にありますので、今後、適期防除に努めて下さい。
 
   

もし仮にキャベツほ場で虫を見かけたら、2、3日のうちに手を打たないとワッと一気に広がるようです。早めの防除をお願いします。