2012年1月16日月曜日

みのりみのるマルシェ予告 その3

ヒメノです。いつもすいません。

 1月28日、銀座(※彦根や守山ではありません)三越9階で開催の「みのりみのるマルシェ」に出品予定の商品をご紹介。
 今回、マルシェには琵琶湖にやさしいお米を3種類出品します!
 魚のゆりかご水田米と、特許技術のヒノヒカリ、滋賀県品種の秋の詩(あきのうた)でセット販売を行います♪
そして、みのりみのるマルシェ売上の一部を琵琶湖環境保全の滋賀県の基金(マザーレイク基金)に寄付いたします。

「食べることで琵琶湖をきれいに!」でみなさまも取組みに参加しませんか?!
お試しの2合入り×3袋でご提供予定です


  1月28日(土)10時~18時  東京銀座三越9階「第4回 みのりみのるマルシェ~東近江の実り~」ぜひお越しください! 私も参加します。

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 とくにここでは「魚のゆりかご水田米」について詳しく下記にお話します。
これからちょっと長文ですのでお時間ある方は下記もどうぞ↓

 「魚のゆりかご水田米」は、琵琶湖を預かる滋賀県ならではの取組で、かつての琵琶湖沿岸と魚たちの産卵繁殖場として機能を有する水田環境を取り戻す為、農家・地域が環境と調和した農村振興と地域の環境保全を目的に、魚の産卵繁殖場として、水田の再生をはじめ農産物のブランド化や環境学習イベントを通じ地域の活性や農村振興に繋げて行く取り組みです。

  むかし琵琶湖周辺の水田は、水路で琵琶湖とつながっており、フナやナマズなどが琵琶湖から水田に遡上して(そじょう:さかのぼって)産卵する場としての機能を有してしていました。

しかしその環境は、ほ場整備事業や河川改修によって移動経路が分断され、魚の生殖所としての機能は失われてしまいました。
あわせて、外来魚の侵入などで琵琶湖の淡水魚がニゴロブナ等在来魚の激減により琵琶湖生態系は危機的状況に陥りました。

そこで、
◇昔のように「田んぼ」に魚が遡上する状況を復元したい!
◇子どもたちに「琵琶湖」の自然のすばらしさを伝えたい! 
  
という思いが強くなりました。

かつての環境を取り戻し、水田でニゴロブナの産卵や稚魚の成育の観察会や、
水田が有する多面的機能について、近隣の小学生と共に理解を深め、
環境と調和した農業を推進し地域の水質や生態系保全を目的として、
「琵琶湖の魚が育つ場所」=「魚のゆりかご水田」 という意味の「魚のゆりかご水田
プロジェクト」が平成18年度より立ち上がりました。


   
  この取組みを、地域独自の取組みとして確立する為、県内JAと地域が一体となり、
今後の農業振興と求められる米作り(地域ブランド)を築き上げていく事を目標に取り組んでいます。
たとえば、水田と排水路の段差を改修し、魚が自然に遡上出きる構造に改修したり、子供たちと一緒に水田に親魚を放流し、水田の持つ魚の生殖場としての機能を学習する取組を続けてきました。

  その結果・・・
集落全体で環境への活動意識が深まり、環境こだわり米(化学肥料成分を従来の半分以下に抑えた減農薬栽培のお米)の取り組みが増加しました(集落の約7割)
魚のゆりかご水田米としての地域ブランドの確立に一歩近づくことができ、「魚のゆりかご水田米」として販売にも結びつけることが出来ました。
この取組が地域の農業振興と共に、環境保全活動や様々な地域活動に繋がりました。

◆魚のゆりかご水田米ロゴマーク
琵琶湖を守る取組から生まれた、特別なお米「魚のゆりかご水田米」、
ぜひ多くの方々に取組を知っていただきたく、様々な販売方法を検討しています。





 ぜひ1月28日のイベントでその取組みについて知っていただき、「食べることでいっしょに琵琶湖をきれいに」しませんか~?